金継ぎ
人の心というのは土の上に置いた板切れだ表面をいくら綺麗に飾り立てようとも土に面した板切れの裏側はじめじめと湿り、小虫が蔓延ってだんだんと綻び崩れてゆくあるいは板切れは砂漠のような乾燥地帯や永久凍土、土のつかない岩盤下水溝や砂浜…環境によるのかもしれないこれは生まれつきの運だと思っているそう考えると夏目漱石の言った智に働けば角が立つ情に棹させば流されるというのも理解ができるとかく人の世は住みにくい全くもって同意しかない人は美しく整えた表側の見た目に反して裏側は虫食いや綻びを抱えながらそれぞれの時間を生きてゆく生まれたばかりのつるりとした板切れのままではいられない滅びの美学とも九相図ともとれるがその綻び崩れる様が大きければ大きいほど魅力的だ金継ぎの茶碗のように金曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信
ひんやりした早朝の寒さが好き
春が来る前の
だけど春は嵐とともに去り、
うだるような熱風と湿気が
まとわりついて来ると
空を割る雷がいなないて
大粒の雨が肌を打つ
草木は揺れ、咲き乱れた花々が
千々に散りながら春の終わりを告げる
やがて太陽が狂ったように
全てを焼き尽くす
暴れ馬の夏がやって来ると絶望する
また一年が過ぎてしまう
そして思い知る
鳥籠の中で骨になるのを
ただ待つだけの身なのだと
自由に空を飛んでみたかったと
嘆息するだけだ
生とは本当にままならない
「if」は成り立たない
壁は幾重にも立ちはだかり
手持ちのカードのみで
やり過ごすしかないのだ
木曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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