ままならない
ひんやりした早朝の寒さが好き春が来る前のだけど春は嵐とともに去り、うだるような熱風と湿気がまとわりついて来ると空を割る雷がいなないて大粒の雨が肌を打つ草木は揺れ、咲き乱れた花々が千々に散りながら春の終わりを告げるやがて太陽が狂ったように全てを焼き尽くす暴れ馬の夏がやって来ると絶望するまた一年が過ぎてしまうそして思い知る鳥籠の中で骨になるのをただ待つだけの身なのだと自由に空を飛んでみたかったと嘆息するだけだ生とは本当にままならない「if」は成り立たない壁は幾重にも立ちはだかり手持ちのカードのみでやり過ごすしかないのだ木曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信
1度目は父が溺愛していた飼い猫が
病弱だった私の部屋に
鳩の頭を置いていった
滋養でもつけろという猫なりの
気持ちだったのかもしれない
だが夜中のトイレで目覚め
目ぼけながら鳩の頭を踏んだ時の
気持ちといったら…
2度目は庭にするりと入り込んだ近所の猫が
庭で鳩を食い散らかしていた
頭と羽が散らばって惨憺たる状況に
泣きべそをかきながら片付けた
人生において偶然とはいえ
こんなに鳩の頭に
縁があるものなんだろうかと思う
動物は可愛いが
生粋の狩人、
もとい野生の狩猟そのものだと思い知る
弱肉強食の世界であり
保護欲を掻き立てるが
獲物を仕留める爪と牙を備えている
見習わないといけない
おかげで強い子にはなれた気がする
木曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
iPhoneから送信