遺伝
働き者の母と同じようになってきた目の前がチカチカしてゆらゆら揺れるから立てない動かず丸まっていれば時間とともに治る耳元に流れる脈動手足は勝手にガクガク震え動く立ち上がる度階段を上り下りする度血が集まらなくて苦しくなる息苦しくて心臓が痛いそのうち指先が第二関節から真っ白になるのだろうか今年に入って親戚が3人亡くなった毎日が永遠に続くように感じていた幼い頃とは違い死は身近に音もなく側にある人は死を前にした時死にたくないと言うようだアインシュタインもそう言って、あまりに平凡な言葉の為にドイツ語で何か言ったが看護婦が分からなかった等の諸説がまことしやかに囁かれている私の祖父は酸素マスク越しに自らを殴り殺せと言った3度出兵したからか苦しみに強いのだろうかそんな周りを困らせた祖父だが、亡くなる2日前に成人式の着物を見せに行った時は、家族が誰一人として見たことない祖父のピース姿で一緒に写真を撮った母がなけなしのお金で借りた振袖だった月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信
基づく存在だなどと
いつから勘違いするようになったのだろう
「そういう存在になるべく心がけよ」
というだけで、人とは動物よりむさぼり
欲に足ること無く、諍いは絶えず
根っからの悪意の塊である
神はいつだって嘆き、
仏は畜生道以下だと断じている
二心どころか三心も四心もあり、
裏切りと怒りに怯えながら
他者も自然も自分の為にあると思い込み
奪うことに抵抗もない
自ら定めたこと以外は罪では無く
不平等、不文律な状況に納得する為に
くだらない言い訳ばかりする
情けなく、弱く、残忍で、惨めな生物だ
だからこそ救済の道を求めたり
清らかで清浄な物に憧れる
「清濁併せ持つ」の意味を
いつの時代もはけ違え
愚かな妄想に取り憑かれた獣だ
救いの道はない
あるのは人間が自ら作り出した歪な王国、
文明という蠱毒の壺と化した日々に
最後まで生き残る強さがあるかどうかだ
知ることを躊躇うな
常に自分を疑い、
備え、自らの爪を研ぎ続けろ
全てを糧にして強くあれ
背を丸めず腹に力を入れ胆力を練れ
頑張れ私!
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