玻璃質の残忍さ
三島由紀夫の孔雀に出てくる三島由紀夫自身の永代問題であろう美と滅びに対する存在形態が面白い金閣寺や仮面の告白、豊饒の海にも度々目にするテーマだ「殺されることでしか完成されない」美しさの極致を突き詰めた視点が異様である程に魅了される最たる例のようでその表現は品を持ちながらも絶世の美少年が時間の経過と共に衰えて、残る欲だけの粗野を貫いている加えて変わることの無い孔雀の羽根の美しさと、美少年とを合わせた表現が実に秀一だ失われてゆくことで完成するロミオとジュリエットやリア王等のシェイクスピアの作品を思わせる危うく虚げで残忍な美意識だ(この思想が少女漫画や引いてはBL本、多感な10代の繊細な感性の琴線に触れて今なお不動の人気を博している)まさに玻璃質の残忍さと言う表現に納得しかない耽美さに身悶えしてしまう木曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信
雨を楽しむ
学生の頃、海外から転入生がきた
帰国子女の彼女はトランス音楽ばかり
聞いていた
彼女の周りは常に人がいて
車で迎えに来る男の子は毎回違った
仲の良い女の子は可愛い子ばかり
日本の好きな音楽はYMOで
ライディーンが好きだと言っていた
安室奈美恵、Bzが全盛期の頃だ
毎週クラブで紫煙にふけり、
音楽に合わせて身体をゆらす
興味のない子はカクテルと一緒に
行方をくらませた
彼女は声が無い音楽が好きなんて変よね
と小さくククっと笑った
ひどく寂しい笑いだったのを覚えている
何が好きか聞かれて、
「コンドルが飛んでゆく」が好きと言うと
彼女に「変わってる」と言われた
その後「悪くないけど」とも
どうしてか、彼女はいつも1人に見えた
常に人がいて楽しそうなのに
時折り「その本楽しい?」
「面白い本があれば教えて」と
寂しそうに聞いてきた
何度か遊びに誘われたが行かなかった
私の親は門限にうるさかったからだ
仲の良い友人は一緒に遊びに行き
ヤク中になってしまった
帰国子女の彼女は、その年の終わりに
別の私学の女子校に編入して
以降、会う事は無かった
別の学校に変わる直前、
キーホルダーをもらった
「似合う人にあげようと思って」
変な形をした鳥だった
元気で幸せだと良いなと思う
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