さようならアルルカン
シェイクスピア作「ハムレット」のTo be, or not to be…初めて知ったのは氷室冴子さんのデビュー作「さようならアルルカン」今でも衝撃的すぎて…何度よんでも打ちのめされる大好きな作品です特に表題作と「妹」が素晴らしすぎたここから派生した「シンデレラ迷宮」ですっかり心を鷲掴みにされましたランキングベスト5に入る優れた名作です当時興味の無かった文豪や名作の全てに鮮やかな色がつき、貪るようにあらゆる作品を読み出して、はては海外作品まで漁るきっかけに…枯れかけた心に心肺蘇生してくれた豊かな滋養でした本日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信
「木蓮」の薫りを楽しむ
暇とは何か
資本主義によって「楽しい」という産業を
カタログ化して与えられているって
考え方がしっくり来て面白い!
スマホなんか良い例よね
「暇つぶし」のためにゲームや
ショートムービー、買い物から漫画から
あらゆるカテゴリーが氾濫してる
おかげでスマホが無いと何していいか
分からない人が沢山いるもの
作中にあるジュパンチッチの
「人は自分を奮い立たせるもの、
自分を突き動かしてくれる力を欲する
だが世間にそんな物は無い
だから大義の為と死ぬ事すら望む過激派や
狂信者達…突き動かされる彼らを
恐ろしくも羨ましいと思うようになっている」
「自分はいても、いなくてもいいものとしか
思っていない、何かに打ち込みたい、
自分の命をかけてでも達成したいと思える
重大な使命に身を投じたい」
「なのにそんな使命は見当たらない
だから、大義の為なら命を捧げることすら
惜しまない人達が羨ましい」
「誰もその事を認めはしない
しかし、心の底でそのような気持ちに
気づいている」
人は時間に余裕があると「没頭する」
「打ち込む」事に渇望する
なんて鋭いのかしら
暇…まさにそうね!
読み進める度にワクワクしちゃう
素晴らしいわ、ジュパンチッチ!
そして怖いわ、資本主義!!
衝撃的だわ国分功一郎!!
すっかりハマりそう…これは沼ね
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