危険な遊び[高樹の写メ日記]-十恋人～トレンド～[大塚|人妻デリヘル]

乖離

少し前に湯灌の仕事をしてみたいと思ったことがあった本に限らず、服や家具やスマホやタブレット補修したり修理やリペアが好きで思えば補修や修理に携わる仕事ばかりしていたように思うきっと別れが嫌いなのかもしれない葬式の終わった今は胎児のように身体を丸めてただただ眠りにつきたい明日は出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/15 15:43UP

高樹(35)

1人遊び

涙の跡が頬についたまま泣き腫らした瞼で、君は僕を見るおいで可哀想に感情に堪え切れず君はまた泣く後から後から溢れる涙がポロポロと落ちた大丈夫僕は君を傷つけない僕なら君のことを分かってあげられる誰も君のことを知ろうともしない辛かった事も本当は悲しかった事も僕はちゃんと見ていたよ痛かったね、寂しかったねだけど安心してここは誰も君を傷つけたりしない君は潤んだ瞳ですがるように触れようとして冷んやりした鏡面を指でなぞった泣かないで僕が愛してる誰も君を愛していなくても寂しくないよ腕を組むように自分を抱きしめて君はバカみたいと呟く温かいぬくもりが欲しいんだねそれなら鏡に映っているその窓から僕の腕の中に飛び込んでおいで大丈夫、落ちたりしない簡単だろう？2人でどこまでも旅に出よう君を傷つける人のいない所へ行こう鏡の中の君がかすかに笑った本日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/13 10:51UP

高樹(35)

女の葬列

母は複雑な家庭の人だった武家の本家で末に生まれ、1番上の姉とは親子ほども離れていた自分の生まれと引き換えに産みの母を亡くし、3度出兵して帰国し、入婿だった母の父はまだ幼かった私の母に「親の腹を裂いて出てきた悪魔の子」と言った後妻として、連れ子と一緒にきた新しい「母」はベイマックスみたいな体型で連れ子は「母」に瓜二つだった母の「お母さん」は分け隔てなく接した生涯一度も「血が繋がっていない」とは口にしなかった母が言うには思いつく事すらない人だそうだ母は歳下の父と結婚した後も今も馬車馬のように働いている私を生んだ時も暗い夜道を1人で病院に向かい産んだ国指定の難病持ちで体調は良くないのに仕事は鉄の女だった私は母がワーカーホリックじゃないかと疑っているそれなのに、可愛がっていた飼い猫が亡くなると分かった日悲しくて家に帰れなくなる人だったそんな母の「お母さん」の連れ子が亡くなってしまった母の「お母さん」に瓜二つの容姿をした連れ子は朗らかで優しい人だったお葬式に参加する準備をしながら母の気持ちを思い、お茶に誘った枯れ木のように細い母とせめて温かい飲み物を飲みに月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/12 11:10UP

高樹(35)

あゝ面白かった

「春を売る人　からゆきさん」ご存知の方いらっしゃるかしら明治時代の出稼ぎ売春の方は物珍しさもあったのか、1日で49人ものお客をとった人もいたとか(1時間にお二人相手なさって24時間勤務)想像を絶しますね…実在したお嬢さん「水田」(仮)さんは数奇な運命を辿るんだけど、当時の「からゆき」さんの中ではかなりの幸運に恵まれたほうですねからゆきさんは時代的に第一次、第二次世界大戦を経験するので皆さま悲惨な結末ばかりが散見されますが…現在のところ歴史は繰り返しているようであちこちの国々で売春防止法の為に日本人女性の出禁がニュースになりましたねあるいはラオスなどでは10代に満たない少女売春を買いに行く日本人が今も後をたたないとか(伝説にもなった校長の記録を抜く人は現れるのかしら)今日、明日と糊口を凌ぐだけの貧困が根底にあるのだから売春防止法も罪作りな法ですね今でも現状日本で強盗が多発し出してるのに金と等価交換出来る「性」が無くなればホストが風呂に沈める代わりに臓器売買や力技の「性」犯罪が多発しそう世界各地で横行しているように世界最古の商売とも言われた売春とは根絶すべきなのか、あるいはルールを定めて合法化すべきなのかそれとも宗教回帰か他の道を模索すべきか…時代は繰り返す、ではなく学習して更なる高度文明を築きたいですねグローバル化の波、円安、そして治安より大多数の共存共栄を目指すとすれば貴方ならどうしますか月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/11 15:53UP

高樹(35)

悶え

…知ってしまったもう引き返すことは、できない…生まれて初めてだった独特な黒蜜色した、しっとりと滑らかな肌ぶつぶつと舌触りに主張してくる突起物上品なくせに、たぶらかしてくる小豆の甘い誘い自分に自信があるからこその確信に満ちた小ぶりなスタイル手のひらサイズの柔らかで肌に吸いつくような…思わず喉が鳴る重さ名は黒松と言ったか…押入れにいる青いタヌキもどきの猫には絶対教えてはいけない禁断の美味さ…あぁぁぁあああああ！！！なんて…なんて罪深い…まさに強欲！！豹柄な柔肌が忘れられず眠れぬ日が続く廃人となり夢うつつを彷徨うほどにこうして今も思い出すだけで胸が掻き乱され、求めてしまう深い海の底に眠るセイレーンに惑わされた船乗りのような気分だ骨だけになっても、愛しいセイレーンの為に陽気に歌を歌い愛を捧ぐ…そう、まさに骨抜き黒松のどら焼き…なんて悪い子月曜日に出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/11 10:15UP

高樹(35)

さよならだけが人生だ

映画のダンサー・イン・ザ・ダークやジョーカーのどうにもならない現実の悲哀が狂おしいほど好き勢いがあるわけでもなく、派手さもない静かに、ひたひたと打ち寄せる波のような映画作中の曲は特に好き気づけばイヤーワームになっている物悲しい旋律が古傷を掻きむしるように私の頭蓋骨を震わせて、脳脊髄液を振動させ脳脊髄液に浸った脳は報酬系の神経伝達物質の大盤振る舞いをするまるで花咲か爺さんみたいにばら撒かれた花咲か爺さんの花びらの彷徨える神経伝達物質の多くはシナプスの樹状突起と恋に落ちて手を取り合いドラマチックなキスをするただ悲しい事に私の樹状突起は普通の人より失恋ばかりあるいは花咲か爺さんの花びらの数が悲惨なくらい…寂しいほど少ないの不注意型のADHDって嫌ねだから「ジョーカー」や「ダンサー…」に惹かれるのかも世界はそんな人で溢れている一握りの成功者の影には成功者になりえなかった多くの人がいるようにそれすら望めない日陰に潜む人もいれば生きる事自体が困難な人もいて今日を生きることが奇跡の人もいるコーヒー豆を選定して不良品を弾くみたいに私達は世界から弾かれ続けるだけど万に一つ、世界に弾かれながらも天才と呼ばれるサヴァン症候群がいたりして分からない事の方が圧倒的に多い世の中だから死ぬまで「不良品」かどうかは分からないそう思うと少し安心するw明日も出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/09 16:51UP

高樹(35)

50/50

ワーグナーのワルキューレを聴きながら「我が闘争」を片手にネットでお買い物…あぁぁぁあああ届くのが待ち遠しいぃぃぃ！！可愛い下着を見ていたハズがスチームパンクやゴスロリやレース靴下やコルセットやビスチェに変わっててあれ…？ってなり何故か最終的に大谷翔平のプレミア切手シートに行き着いた私はどこへ向かっているのでしょう(衝動買い出来るお値段じゃなくて良かった)明日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/08 09:58UP

高樹(35)

可哀想な私

良いことがあると悪いこともあるもの最近、帰りの通勤で待ち伏せなさって何度も何度も駄目だとお伝えしてもお声をかけてきて…幾度も約束を破っては、一度は信頼した私をあざ笑うかのように事あるごとに苦しむ私の様を見に来るのNGだなんて、よほどの事が無ければなる事がないのに私の家の近くまで来たり各駅で待ち伏せなさったりその行動が好意なのを知ってくれと仰るけれど…それは私にとって恐怖であり、家庭を脅かす事であり、言外に言うことを聞かせようとする圧迫であり到底看過出来ない事なのに…NGを解消してくれなんて無理むりムリのカタツムリですの伝えても伝わらないのだと絶望に苛むことだと理解していらっしゃらないのねもしくは…私の考えや嫌だと言う事すら軽く見ていらっしゃるのかしらねだから私…最近オコですの野郎ぶっ殺してやるって気分ですの根負けして私が折れると思ってるなら大間違いだぞ、こんにゃろうめ！ですのご家庭もあり、お勤めなさっているのにこのバカチンが！でしてよ全てを終わらせたくて心中ご希望でも残念ながら私は真っ平ごめんですので、どうぞお考えを改めて霊的に生まれ変わって下さいませ全くご関係ない私の可愛い方、大変お騒がせして申し訳ございません最近思い煩い、食事も喉を通らないくらい傷心で傷ついた哀れな高樹をどうぞ可愛がってやって下さいませうふふ木曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/07 18:06UP

高樹(35)

巳年の初巳

アオダイショウの白化型は「神の遣い」として信仰の対象ともされ、(主に弁財天の御使いとされる)都内の品川にある蛇窪神社や群馬県の老神温泉、山口県の岩国白蛇神社は日本の三大白蛇神社として人気のパワースポットと言われている特に山口県岩国市周辺に白化型が多く、1924年に国の天然記念物に指定されている（1972年に「岩国のシロヘビ」に変更）今年は巳年…蛇、すなわち金運、財運！是非あやかりたいですねえw今年初めて巳のつく日の初巳(はつみ)の参拝を狙うなら1月12日(日)ですね！しかも巳の日の中でも60日に1度しか回ってこない己巳（つちのとみ）の日は弁財天との縁がより強まる吉日とのこと弁財天の御使いのヘビに金運や財運の願い事をすると、弁財天に届いて願いが叶うという言い伝えですヨ他に2025年の己巳の日は3月1日（土）、4月30日（水）、6月29日（日）、8月28日（木）、10月27日（月）、12月26日（金）注) 弁財天はサラスヴァティという古代インドの川の神（水神）のため川の形がヘビと似ている事から蛇は眷属（神の使い）とされてマス本日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

01/06 07:46UP

高樹(35)

ドライフラワー

貴方が気まぐれに手折る野辺の花はその辺にある、ありきたりな花だけど花から見たら自分を選んで手折った唯一ただ一つの人なのよだから、あまり簡単にその優しい手で包み込まないで嫉妬なんて感情を持たせたりしないできっと茶色くカサカサになってしまうから明日は出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてます

01/05 17:40UP

高樹(35)

happy new year

怒りの狼煙を上げろここに生きていると叫べいなかった事には出来ないと有象無象の理不尽に分からせるんだ理想ばかりの嘘さ御託ばかりのご高説さ世界は醜悪に塗れてるそして君も誰かの靴を舐めて今日を生きるんだ虚しさを引き裂いてそれでも生きていると叫べ初めから負けのこんだ人生だろう怖いものなんて何も無いと分からせるんだそして僕も泥水を啜って今日を凌ぐんだみんな哀れな生贄で権力がものを言う結局は暴力の支配なんだろくでもない世界の饗宴は続いていく君も僕も今日を引き攣った痛みのように感じながら信じたいものだけを信じて見たいものだけ見る失うばかりの毎日だそれでも血をたぎらせるんだ咆哮しろ可能性はいつだってその手の中にある魂を燃やしつくして炭となれ消えない跡を残せhappy new year！！iPhoneから送

01/04 17:36UP

高樹(35)

からくり箱(下)

祖父が内緒にしたがった理由がなんとなく分かった気がしたあの箪笥に残された他の小物達のことも気になったが、それは欲張りかもしれない長居も悪いと姉夫婦にお暇を告げてなんの気もなしに祖父の家の近所の犬の話をしたすると姉は訝しむような表情で「あら、あそこのお宅は住む人も亡くなって今は誰もいないはずよ」と首を傾げた椿の垣根から、確かに聞いたと言えば「ふざけちゃって、もう。悪い子ね。椿の垣根は祖父が亡くなってから手入れする人も無いからと私達が処分したわ」怖がりな姉は怒るような顔で言うでは昨夜見たものは何だったのだろう茫洋としたまま姉夫婦の家を後にしてふと椿の花言葉を思い出した「控えめな優しさ、誇り」さては祖父か、祖父の弟という人に呼ばれたのかもしれないどうか椿姫ではないことを祈りながら天才の石と謳われるホタル石を握りしめた終わりあと今年も僅かばかりですがお世話になりました良いお年をお迎えください次回1月6日10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/27 15:56UP

高樹(35)

からくり箱(5)

足の感覚が無い雪に閉じ込められた真っ白な世界を歩くどこをどう歩いたか覚えていないまま宿の明かりを見つけた時はホッとした芯から冷えていた身体を宿の浴場でゆっくりほぐすように湯に浸かった息をふきかえした面持ちでごろりと布団に寝転がる朝になり、宿を後に祖母から借りた家の鍵を返すべく姉夫婦の元を訪れたそこで、からくり箱の事を話した箪笥の中を興味津々で聞いていた姉夫婦と祖母の呆れた顔を前にハンカチに包んだ中身を見せたあら貴女これはホタル石ねまぁ嫌ね、これは貝殻じゃなくて骨よ多分あの人の弟の骨じゃないかしら祖母はたいして驚きもせずに祖父の弟だと言う人を教えてくれた病弱な人でねえ優しい人だけど、最後は心も病んで世を儚んで逝ってしまったのあの人のたった一人きりの家族だったから側にいたかったのかもしれないわね(続く)来年初めは1月6日より出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/27 11:37UP

高樹(35)

からくり箱(4)

時計針の先端を寄木細工のからくり箱に当ててみる菱形の跡がついた板にピタリと当たり横に小さくスライドしたスライドした先からはパズルのように小気味良く次々と板がずれる箱が開くと中からは、予想してた通り小さく平たい鉄の鍵が出てきたその鍵を祖母の言っていた箪笥に差してみると鍵はカチンと音を立てた何年も開かずと聞いた箪笥が開いた中から白い貝殻や木の実、小石、古い古銭や切手、小さなルーペが出てきたルーペは生前祖父が愛用していた物だ祖父は幼い自分にあげようと宝物を入れて待っていたのだろうだが時計針に似たドライバーを渡し忘れていたのだもしかすると箱が開かないと言い出す事を待っていたのかもしれないしばらく眺め、白い貝殻と正方形の形をした鶯色の小石をハンカチに包んだ祖父との内緒の宝物を持ち帰るのに1番ふさわしい物を選ぶからくり箱に満足して改めて見回した祖父の家は、朽ち果てる早さを物語っていた畳は荒れ、フローリングの床は劣化が目立ち全てが主人の不在を告げていたどことなく沈鬱な気持ちになり箪笥にまた鍵をかけて帰り支度をした懐かしい鉄門扉をくぐり、祖父に別れを告げた駅から離れた宿に着くまでに足がすっかり濡れてしまうのを覚悟しながら椿の垣根を歩く途中、道をすれ違った老女が嬉しそうに大きくなったねと声をかけてきた聞けば近所の犬を飼っていた人らしく、去年に犬が亡くなって寂しい限りだそうだ頭を下げて、道を急いだ宿に告げていた時間はとうに過ぎていた(続く)本日で今年最後になります10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/27 09:00UP

高樹(35)

からくり箱(3)

祖父の家は和洋折衷の建物だ玄関は洋風のタイル張り、細長く続く廊下は板張りの縁側沿いでリビングはフローリングの洋室、奥の祖父の部屋は畳敷の和室だった冷え切った薄暗い部屋を怯えながら見回して襖や押入れ、天袋を次々に開けてみるからくり箱を開ける手がかりになるような物は全く見つからない我ながらバカバカしくなってきて思わずため息をついたその時ふわりと祖父の気配を感じた参道や駅など人気に酔いやすいタチで、よく祖父の手にしがみついていたその時のゴツゴツした硬く骨ばった指先を握って歩くと安心したものだそんな祖父からはいつも樟脳の香りがうすく漂っていた今もまた樟脳の香りが漂っている…ふいにきらりと光が目に入った古めかしいダイヤル式のテレビの上に祖父お気に入りの螺鈿作りの時計が置いてある祖父は貝や骨を削ってボタン飾りを作るのが上手かった時計を眺めていたら予備の時計針なのか時計下の引き出しからはみ出ていることに気づいた取り出してみると、精密ドライバーの先端のように尖り先が菱形になっていたこの形は見覚えのある家紋でありからくり箱の隅に同じ跡があった(続く)金曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/26 15:22UP

高樹(35)

からくり箱(2)

ひょっとしたらからくり箱の中身は鍵ではないだろうかそう思って押入れを探した手のひらほどの軽い箱だ中身は限定されるからくり箱を開けようと弄り回したもののさっぱり開かない内緒だふと祖父が頭上で呟いた事がよぎり、まだ誰にも話せないままだ結局、業を煮やして祖父の家に箱を開ける手がかりがないか探しに出かけたところが祖父亡き後に気が弱くなった祖母は姉夫婦の元に身を寄せたので久しく誰も訪れなかった祖父の家は道なりすら忘れてしまった気づけば両側に立派な椿の垣根が続くばかりいい加減引き戻そうと立ち止まって椿の垣根の向こう側をふと見るとぼとりと椿が落ち、犬の吠え声がしたふと祖父の家を訪れる度に吠えられていた事を思い出した当時は犬が大きく見えて怖かった外飼いなのだろうか犬は変わらず吠えていた気を取り直して、さらに椿の垣根を進むと祖父の家が見えた煉瓦造りの瀟洒な黒い鉄門扉の蝶番が時間の経過を知らせるようにぎいと音を立てた(続く)本日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/26 08:07UP

高樹(35)

からくり箱(上)

ぼたぼたと血がしたたるように真っ白な雪道に椿の花が落ちている吐く息も凍える、しんと冷えた蒼い世界無音のなか霜柱がザクザクと音を立てて鳴るかじかんだ手足が痺れたとった宿は駅から遠く、歩くうちに迷い込んだ細道は終わりがないままくねくねと続く亡くなって久しい祖父の家を訪れる気になったのはあの日の思い出の品のせいだ生前器用だった祖父はからくり箱を作ることが多く、仕掛けを外す様は知恵の輪のようだったいつだか正月のおり、祖父の胡座に座り込んでいた所へからくり箱を胸元からだした祖父は中に小さな宝物を入れたと言った内緒だ祖父は誰にも相談せずにその箱を開けたら中身をくれてやるとひそひそと言って箱を幼い私に握らせた箱は開くことは無かったやがて祖父は亡くなり押入れにしまわれていたが8回目の法事の際、祖母が奇妙な事を言うので思い出した祖父が独身時代から使っていた箪笥の鍵がいくら探しても見つからずそのまま処分するには気が引けると鍵屋に頼もうかと祖母は言っていた(続く)木曜日に出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/25 16:21UP

高樹(35)

サンタさん

それは先週の12月半ば。ごろりと寝転がり腐っていたらふらりと寄ったサンタさんサンタさんは笑うとプレゼントをくれた「大人にもサンタさんは来るよ」嬉しかったその場で飛び跳ねたかった子どもの頃に戻ったように昔母が買ってくれたサンタブーツを思い出した1番小さなブーツには中にお菓子が入っていた母の気持ちが沢山詰まっていて嬉しくて母とスキップしながら帰った確かに世界一のプレゼントだったお菓子を１つずつ大切に味わって空になったブーツに足を入れたりしたふいに泣けてきた随分と遠い所まで来てしまったのだけどそれでもサンタさんは来てくれた果たしてありがとうの声は届いただろうか月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/22 18:20UP

高樹(35)

鍵

鍵のようで鍵ではないそのくせ器用で何でもござれおやおやおかしな人だ門があり、門をくぐればまた門伏見神社の鳥居のように連なる門構えまるで記憶の宮殿だ鍵では開かないおかしな門だげに恐ろしきは人なれど開かぬ心は開けてみたくなるが世の常さてさて中はいかように…中にあるは四国巡りか白拍子か見てはいけない聞いてはいけない触れぬようにと鍵かけて人目に付かぬ奥底にさあさあ仕舞だ終わりだよ鍵のようで鍵ではないそのくせ器用でなんでもござれ月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/21 20:05UP

高樹(35)

…もぐもぐ…

クッッッソ寒いですね冬眠一択！食い溜めあるのみ！布団から出られない！もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ…なんてしてませんよ、ははは本日出勤しています10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/19 11:46UP

高樹(35)

原動力

鬱屈した精神ほど芸術で昇華してほしいどす黒く渦巻くタールのような情熱から淡い紫煙のような感覚までその全てを絵や色や音や文で現して逆巻く炎のうねりを作り出し大衆の心を焼き尽くせばいい有り続ける熱情こそが芸術で求め続ける技巧こそが技術で魂を塗り込め、心を移し込め100年、1000年でもそこにあり続ける悠久の脈動を食らいつくして魂を燃やせ明日は出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/18 16:11UP

高樹(35)

鳥籠

可愛らしい小鳥が窓をたたくこちらを警戒する事も知らずにその日にあった出来事を楽しげに囀る。ふらりと寄った木立の赤い木の実、落ちていた綺麗な色の羽を無邪気にお土産だと窓辺に置く手を伸ばせば不用心なほどに頭を擦り寄せ、屈託なく笑う日が翳るように、その姿に魔が差したああこの可愛らしい小鳥を捕まえてしまおうか鳥籠に入れて死ぬまで閉じこめよう風切羽をハサミで断ち切って自分だけがその美声を独占して…仄暗い欲も知らずに、小鳥は今日も現れる自らの美しさと自由を見せびらかせ満足すると飛び立った空を飛来する姿を見るうちふと、ここから出る事も叶わない自分こそが鳥籠に入っているような奇妙な錯覚を覚えて頭を振った本日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/17 14:09UP

高樹(35)

好きな物

今朝は透明な眩しさが溢れていた太陽の光が前髪を温めてくれる冷えた空気が心地いい電車の中で揺られながら、窓から差し込む光に当たりウトウトと寝入りそうに眼を擦り、雑多なニュースや吊り広告を眺める狂おしい夏と違って全てを凍てつかせる冬は不思議とお腹が空く温かい飲み物や湯気の立つ鍋物、揚げたてのチキンが美味そうに誘う中吊り広告に惹かれながらふと貴方の好きな物はなんだろうかと気になった本日出勤しています10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/16 13:01UP

高樹(35)

リビドー

1ヶ月に何回かネットリと糸を引く透明な液体が下着を汚すのそんな時、人間って動物なんだと思う本能に逆らえないしたいのたまらなくしたいの理性とかリテラシーとかかなぐり捨てて、服を脱いだか忘れるくらい夢中になりたいの月曜日に出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/14 17:21UP

高樹(35)

さようならアルルカン

シェイクスピア作「ハムレット」のTo be, or not to be…初めて知ったのは氷室冴子さんのデビュー作「さようならアルルカン」今でも衝撃的すぎて…何度よんでも打ちのめされる大好きな作品です特に表題作と「妹」が素晴らしすぎたここから派生した「シンデレラ迷宮」ですっかり心を鷲掴みにされましたランキングベスト5に入る優れた名作です当時興味の無かった文豪や名作の全てに鮮やかな色がつき、貪るようにあらゆる作品を読み出して、はては海外作品まで漁るきっかけに…枯れかけた心に心肺蘇生してくれた豊かな滋養でした本日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/12 09:41UP

高樹(35)

感傷

何がどう違うと言うのでしょうか家が荒れ果て、いつ来るかもしれない折檻に怯えるのが私のこの人格というものを歪めてしまったのでしょうかいつからでしょう親の性行為を見た時からでしょうか散らばる吸殻や卑猥な雑誌に囲まれて気づけば幼心から性に惹かれていました見よう見まねに自身の身体を触りだし近所の男の子に乳首を吸われた事もあります特別な気持ちになった気がしていたのかもしれません仄暗い性の喜びは全てを忘れさせてくれるただひたすらに気持ち良く楽しい時間にしてくれる不自由なく愛され幸せな時間を過ごす自分の周りの女の子達を羨み渇望し、喉から手が出るほどに欲しました幼心にも世の中は不平等と自己憐憫にまみれていると知っておりました「愛」と性の快楽、一体どんな違いがあるというのでしょうか性により人は生まれ、愛は気持ちの良い快楽であるのにたいして変わりのないものだと思うことが出来ないのは感傷に浸り過ぎな、私の悪いクセと言うものなのでしょうか木曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/11 20:21UP

高樹(35)

腸内細菌とADHDあるいはASD

今日は細菌について教わってとても面白かったです！近年では腸内フローラと鬱の関係性やASDは消化器症状が併発する頻度の高さ等、面白いことが続々と頻出してて細菌は楽しみMAXですねw是非また教わりたぁーい！！犬や猫も病気の多くは内臓系だし生き物の腸内が第二の脳と言われるのにも納得ですw細菌と共存共栄しながら細菌により死にゆく私、出来損ないのADHDなのでまさに旬な話題ですの興味が尽きません例えこのADHDが進化の過程においての「生命のゆらぎ」による分岐点だとしても社会で圧倒的に生きにくいからどうか救いの光を当てて欲しい…木曜日に出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/10 21:02UP

高樹(35)

fake love

ほんの戯れ、気の迷い一瞬ついた嘘だったとしても良いの好きと言ってくれただけでそれだけで幸せいても良いよって存在を認めてもらえた気になれるから明日も出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてます

12/09 15:26UP

高樹(35)

夕暮れの敗走

鳥を〆る事も、豚や牛を解体する事も魚をおろす事も出来ない火を起こす事も、水を濾過する事も畑を耕す事も出来ない家を建てる事だって乗り物を作る事だって何もできない私は無力だ一人で生きるということは大変だと気づいた小学生の時にその全てをやってみたいと思ったとても無邪気に出来たら褒めて貰える気がしてやれば出来るような気がしてだけど家出したその日の夕方リュックに入れた漫画本を木の上で読みながら、薄着で出た事を後悔したもう家が恋しくてお布団に潜り込んで寝たいと思った他所の家からだろう流れ出る夕飯の匂いを嗅ぐうちに母の怒った顔が無性に恋しくじわりと涙ぐんで走って帰った何ひとつ知らないまま、おかえりと言う母の背に抱きつきたい衝動を抑えてただいまと呟いたリュックの中のお年玉袋をどう元の場所に戻そうか考えながら月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/07 23:11UP

高樹(35)

青か黒か

優しいキスと、繋いだ手のひらの熱がもどかしいくらい好きだと教えてくれる何色なら似合うのだろうとのぞきこんだ横顔を思いながら編み棒を動かして、止めて動かして、止めて本日、月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/06 13:41UP

高樹(35)

やー！パワー！！

写真の使い回しもそろそろ限界だー！(嫌)ヤー！！今までの全部捨てて断捨離だー！！新しく頑張るぞー！！(嫌)ヤー！！…明日も出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますヤー！パワー！！涙

12/05 20:25UP

高樹(35)

シット・ジョブ

原作では「自分を愛するってことは絶えざる闘いなんだよ」というのどう魂に火をつけ、何に熱中するかが「自分」を作るってことなのかしら世界に名があろうと、無かろうと怒りでも悲しみでも喜びでも楽しみでも人は神から火を盗んだ時から魂を燃やすことを知ったのね愛に燃え、知に燃えて力に燃え、業に燃えて憎しみに燃えて　復讐に燃えて欲望に燃えて　妬みに燃えてシット・ジョブと言われる仕事も様々な火力によって世界を循環してゆく火が生命に例えられるように燃え尽きるその時まできっと私の身体も貴方の腕の中で燃えてるのかもしれないわね明日は出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/04 19:20UP

高樹(35)

体調不良

軽い体調不良で寝込んでしまったほてる頬を布団に押し込み、目を閉じる心細くなるこんな時、貴方が側にいたらいいのにそんな風に思ってしまうから体調不良は嫌いだ木曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/03 21:16UP

高樹(35)

箸にも棒にも掛からない

箸にも棒にも掛からないそう言われた思春期自分でも、なんとなく思っていたぽつんとたたずみ、終始1人誰かに聞かれた答えに「なんか違うんだよねー」と離れてゆく人、人、人路傍のうす汚れた猫だけが擦り寄り、外で飼われた犬だけが匂いを嗅ぐ共働きの両親はどこを見ていたのか仕事か将来か日々の暮らしかその眼差しは私をすり抜けて遥か遠くをみていた誰もが自分を透明な何かのように捉えて視野にも入れないはたして自分は生きているのか死んでいるのかすら分からないまま夢うつつを彷徨う幽鬼のようだと思ったあの時、私は青空の果てを見たビルの屋上で寝転がり目の前の広大な青空の移りゆく様を川辺のきらめきを何時間も眺め日が暮れるまでいたその素晴らしいまでの、圧倒された美しさ慈雨のように染み込む優しさ目が見える事の感謝を心臓を握られるような衝撃を生きる事の奇跡を感じた当たり前なものなど何一つとしてなく自由とはこんなにも寂しく、美しいアイデンティティなどない、存在する意義もない冷徹とした、ただの「生」を見た火曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/02 19:43UP

高樹(35)

夢中

何げない貴方の褒め言葉が金平糖みたいに胸の中でコロコロと心地よく転がる駅ナカの洋服店に気を引かれてショッピングモールの化粧品店をのぞいてああ、少しでもほんの少しだけでもいい綺麗だと思ってもらえるのだろうか貴方の好みに近づけるのだろうかそう悩んで思いを馳せて…我ながら浮かれている、と思うきっと貴方に夢中なんだわいやね、まるで恋みたい火曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

12/01 19:40UP

高樹(35)

ときどき曇り

病院は安心する消毒薬の独特な香りツルツルしたリノリウムの床案内する電子音、点滴を吊るガラガラ音リズミカルな足音待合室は人で溢れていた受付に並ぶ列に目をやりながらいずれ自分も同じ道を辿るのかとうんざりする無機質な廊下を歩いて検査に次ぐ検査で行ったり来たりしたどこか疲れた影を見せる看護婦の案内に黙って付き従う指示を受けた席で待ち手渡されたファイルを持って次へベルトコンベアに乗った空港の荷物のように順調に進んでいくそして会計の精算機へ全てマニュアル通りだもし私が賢くて違う人生を歩んでいたらこのマニュアルのようにすんなり人生を進めていたのだろうか皆幸せだったのだろうか時折り、そんな風に思う火曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

11/30 16:22UP

高樹(35)

好きよ

若い頃に出会えてたら良かったそしたら素直に愛してるって言えたのに。若い私の姿で貴方の胸に飛び込んで、笑いながら色々な場所へ出かけしたり好きなものを話したり毎日の小さな喜びが沢山あったのかも…なんて思ったらダメよね。月曜日に出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

11/29 20:48UP

高樹(35)

暖かい毛布

目を閉じた瞬間にあの日の自分が笑った懐かしい、とても遠い場所からまぶたを開ければ暖かい部屋で、小犬が幸せそうに側で寝ているすべり落ちた毛布には幸福がぎゅっと詰め込まれている気がした明日は出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

11/25 21:42UP

高樹(35)

ぬけがら

眼下に広がる広大なプラットフォームカフェの窓辺から行き交う人の群れを見る目的があるように待ち合わせかのように忙しく動く無数の影じゃあ行ってくるねそう軽やかに身を翻して人混みに消えたのは自分と瓜二つの半身だったか楽しそうに、嬉しそうに気づけば見失っていたぬるいカフェオレに唇をつけていつ戻るとも分からない半身の帰りを待つ空蝉の殻のようにあの日に消えた君を今もただ待ち続けている月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

11/24 16:20UP

高樹(35)

微熱

　初めて会う時のまるで誕生日プレゼントの箱を開けるような喜びと驚きの表情が肌を重ねた熱が無邪気に私を包んでくれるから愛されているように思えて嬉しいの月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

11/23 21:35UP

高樹(35)

お店のHP十恋人～トレンド～(とれんど)大塚 / 人妻デリヘル

高樹の写メ日記