桜木紫乃さん
夕方帰りの電車で直木賞作家桜木紫乃さんが雑誌に掲載している人生劇場という小説を初めて読みました。お部屋にあったエロ系雑誌の為、小説のページだけ写真に撮った物です。連載が始まってから何話か進んでいて途中からですが、家族で床屋を経営する40歳男性の所にホテル経営の話しが舞い込んできて、家族にもっと楽な生活がさせてあげられるかもと夢をみるも家族を説得しきれないという所でした。桜木さんはバブル崩壊後にデビューをした作家さんなのでその後の日本の格差社会という現実に敏感で男女の恋愛をいつもその現実のなかに置いている。そして格差社会の隅に生きる人間たちに共感を寄せる。別の桜木さんの小説の解説の一部にこんな内容の事が載っていました。確かにキラキラした現実離れをした男女ではなく現実的で物悲しさや生活感が漂うように思い、地味な生活の中にも美しい自然の景色に目を向けたり一時の小さな喜びや人の優しさが感じられるような雰囲気のストーリーだと思ったのでドラマチックな物より現実的で渇いた心を表現した物が好き格差について考えた事がある人におすすめしたいです。本日も長くふたりで過ごせて嬉しかったです。一緒の本を読んで、その感想についてあれこれ話せた事も楽しくてとても良い時間になりました。いつもありがとうございます
先程久々に書道博物館の漢字のはじまり展へ行ってきました。
1時間では全然足りず最後の方は流し見になったのが悔やまれます。
入り口のごあいさつがとてもよかったので紹介しますね。
記号の羅列でとても素人には解読不可能な為、訳があり
その訳には卜へり(うらなへり)という言葉が多くその場で調べても出てこない為もやもや。
閉館間際、勇気を出して職員さんに詳しい人いますか?と声をかけて数名の中に詳しい方がいて意味を教えていただけました。
「占いをしました」だそうです。
なるほどー
面白かったのは、
父己方鼎(ふきほうてい)という青銅器です。
悪霊もを食べ尽くしてしまう食いしん坊な怪獣が描かれた説があり現在では天帝ではないかといわれているそう。
その怪獣の名前は失念しました。
ごめんなさい。
印象的だったのは把誌ホトトギスの装幀。
創刊当時の編集は正岡子規で表紙を中村不折が描いていた物が展示されていて、色やデザインが温かみあって私は好きだなー
昔は器に人を労ったり勇気づけたり、お祝いの言葉だったり色々なメッセージを刻んで贈る文化があったというのも素敵だと感じました。
そんな器をいただいたら心に残るしずっと大切にするでしょうね。
あー今回も行ってよかった!
本日再びのご縁
足を運んで下さりありがとうございました。
来年の楽しみがひとつ出来たのも嬉しいです。
また一緒に過ごせますように