からくり箱(2)[高樹の写メ日記]-十恋人~トレンド~[大塚|人妻デリヘル]|本家三行広告

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十恋人~トレンド~(とれんど)大塚 / 人妻デリヘル

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  • 営業時間9:30~22:00参考料金70分21,000円

高樹の写メ日記

からくり箱(2)

12/26 08:07
からくり箱(2)
ひょっとしたら
からくり箱の中身は鍵ではないだろうか
そう思って押入れを探した
手のひらほどの軽い箱だ
中身は限定される

からくり箱を開けようと弄り回したものの
さっぱり開かない

内緒だ
ふと祖父が頭上で呟いた事がよぎり、
まだ誰にも話せないままだ

結局、業を煮やして
祖父の家に箱を開ける手がかりがないか
探しに出かけた

ところが祖父亡き後に気が弱くなった祖母は
姉夫婦の元に身を寄せたので
久しく誰も訪れなかった祖父の家は
道なりすら忘れてしまった

気づけば両側に立派な椿の垣根が続くばかり

いい加減引き戻そうと立ち止まって
椿の垣根の向こう側をふと見ると
ぼとりと椿が落ち、犬の吠え声がした
ふと祖父の家を訪れる度に
吠えられていた事を思い出した

当時は犬が大きく見えて怖かった
外飼いなのだろうか
犬は変わらず吠えていた

気を取り直して、さらに椿の垣根を
進むと祖父の家が見えた

煉瓦造りの瀟洒な黒い鉄門扉の
蝶番が時間の経過を知らせるように
ぎいと音を立てた

(続く)

本日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます




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ゴジラの嫁入り

ゴジラの嫁入り

玄関先の花壇にフィギュアが捨てられていた頭の無いゴジラだしばらく放っておいたが、そのうちに可哀想に思えた散歩ついでに頭を探したものの見つからない考えあぐねいた結果、2頭身のちいかわを突っ込んでみたらピッタリはまった我ながら可愛いじゃないかと玄関先の花壇に飾った翌日、ちいかわゴジラは片足にビーズで出来たアクセサリーをつけていた犯人は小学生だろうか可愛いので、そのままにした次の日、ちいかわゴジラは隣家の花壇にいたいかん、隣家に叱られるいい年してフィギュア遊びがバレたら恥ずかしくて憤死してしまいそうだ忍ぶように、ちいかわゴジラを自宅の玄関先に帰宅させた遊ぶのはいいが元に戻すまでが大事だと学校や児童館で習わないのだろうかだが私の心配を他所にちいかわゴジラはあちこちへ旅をするようになったもちろん散歩がてら回収していたが、いつの間にか私の脳内でちいかわゴジラの家は我が家の玄関先という認識になっていたそんな矢先、ついにちいかわゴジラが消えてしまった頭の向きが変わっていたり、旅に出たり足首にアクセサリーつけていたり予兆はあったが…これが狐の嫁入りというヤツか嫁に貰われた、ちいかわゴジラの幸せを願うばかりだ明日は出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

01/15 20:46UP

高樹(35)

女の葬列

女の葬列

母は複雑な家庭の人だった武家の本家で末に生まれ、1番上の姉とは親子ほども離れていた自分の生まれと引き換えに産みの母を亡くし、3度出兵して帰国し、入婿だった母の父はまだ幼かった私の母に「親の腹を裂いて出てきた悪魔の子」と言った後妻として、連れ子と一緒にきた新しい「母」はベイマックスみたいな体型で連れ子は「母」に瓜二つだった母の「お母さん」は分け隔てなく接した生涯一度も「血が繋がっていない」とは口にしなかった母が言うには思いつく事すらない人だそうだ母は歳下の父と結婚した後も今も馬車馬のように働いている私を生んだ時も暗い夜道を1人で病院に向かい産んだ国指定の難病持ちで体調は良くないのに仕事は鉄の女だった私は母がワーカーホリックじゃないかと疑っているそれなのに、可愛がっていた飼い猫が亡くなると分かった日悲しくて家に帰れなくなる人だったそんな母の「お母さん」の連れ子が亡くなってしまった母の「お母さん」に瓜二つの容姿をした連れ子は朗らかで優しい人だったお葬式に参加する準備をしながら母の気持ちを思い、お茶に誘った枯れ木のように細い母とせめて温かい飲み物を飲みに月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

01/12 11:10UP

高樹(35)

あゝ面白かった

あゝ面白かった

「春を売る人 からゆきさん」ご存知の方いらっしゃるかしら明治時代の出稼ぎ売春の方は物珍しさもあったのか、1日で49人ものお客をとった人もいたとか(1時間にお二人相手なさって24時間勤務)想像を絶しますね…実在したお嬢さん「水田」(仮)さんは数奇な運命を辿るんだけど、当時の「からゆき」さんの中ではかなりの幸運に恵まれたほうですねからゆきさんは時代的に第一次、第二次世界大戦を経験するので皆さま悲惨な結末ばかりが散見されますが…現在のところ歴史は繰り返しているようであちこちの国々で売春防止法の為に日本人女性の出禁がニュースになりましたねあるいはラオスなどでは10代に満たない少女売春を買いに行く日本人が今も後をたたないとか(伝説にもなった校長の記録を抜く人は現れるのかしら)今日、明日と糊口を凌ぐだけの貧困が根底にあるのだから売春防止法も罪作りな法ですね今でも現状日本で強盗が多発し出してるのに金と等価交換出来る「性」が無くなればホストが風呂に沈める代わりに臓器売買や力技の「性」犯罪が多発しそう世界各地で横行しているように世界最古の商売とも言われた売春とは根絶すべきなのか、あるいはルールを定めて合法化すべきなのかそれとも宗教回帰か他の道を模索すべきか…時代は繰り返す、ではなく学習して更なる高度文明を築きたいですねグローバル化の波、円安、そして治安より大多数の共存共栄を目指すとすれば貴方ならどうしますか月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

01/11 15:53UP

高樹(35)

さよならだけが人生だ

さよならだけが人生だ

映画のダンサー・イン・ザ・ダークやジョーカーのどうにもならない現実の悲哀が狂おしいほど好き勢いがあるわけでもなく、派手さもない静かに、ひたひたと打ち寄せる波のような映画作中の曲は特に好き気づけばイヤーワームになっている物悲しい旋律が古傷を掻きむしるように私の頭蓋骨を震わせて、脳脊髄液を振動させ脳脊髄液に浸った脳は報酬系の神経伝達物質の大盤振る舞いをするまるで花咲か爺さんみたいにばら撒かれた花咲か爺さんの花びらの彷徨える神経伝達物質の多くはシナプスの樹状突起と恋に落ちて手を取り合いドラマチックなキスをするただ悲しい事に私の樹状突起は普通の人より失恋ばかりあるいは花咲か爺さんの花びらの数が悲惨なくらい…寂しいほど少ないの不注意型のADHDって嫌ねだから「ジョーカー」や「ダンサー…」に惹かれるのかも世界はそんな人で溢れている一握りの成功者の影には成功者になりえなかった多くの人がいるようにそれすら望めない日陰に潜む人もいれば生きる事自体が困難な人もいて今日を生きることが奇跡の人もいるコーヒー豆を選定して不良品を弾くみたいに私達は世界から弾かれ続けるだけど万に一つ、世界に弾かれながらも天才と呼ばれるサヴァン症候群がいたりして分からない事の方が圧倒的に多い世の中だから死ぬまで「不良品」かどうかは分からないそう思うと少し安心するw明日も出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

01/09 16:51UP

高樹(35)

可哀想な私

可哀想な私

良いことがあると悪いこともあるもの最近、帰りの通勤で待ち伏せなさって何度も何度も駄目だとお伝えしてもお声をかけてきて…幾度も約束を破っては、一度は信頼した私をあざ笑うかのように事あるごとに苦しむ私の様を見に来るのNGだなんて、よほどの事が無ければなる事がないのに私の家の近くまで来たり各駅で待ち伏せなさったりその行動が好意なのを知ってくれと仰るけれど…それは私にとって恐怖であり、家庭を脅かす事であり、言外に言うことを聞かせようとする圧迫であり到底看過出来ない事なのに…NGを解消してくれなんて無理むりムリのカタツムリですの伝えても伝わらないのだと絶望に苛むことだと理解していらっしゃらないのねもしくは…私の考えや嫌だと言う事すら軽く見ていらっしゃるのかしらねだから私…最近オコですの野郎ぶっ殺してやるって気分ですの根負けして私が折れると思ってるなら大間違いだぞ、こんにゃろうめ!ですのご家庭もあり、お勤めなさっているのにこのバカチンが!でしてよ全てを終わらせたくて心中ご希望でも残念ながら私は真っ平ごめんですので、どうぞお考えを改めて霊的に生まれ変わって下さいませ全くご関係ない私の可愛い方、大変お騒がせして申し訳ございません最近思い煩い、食事も喉を通らないくらい傷心で傷ついた哀れな高樹をどうぞ可愛がってやって下さいませうふふ木曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

01/07 18:06UP

高樹(35)

からくり箱(4)

からくり箱(4)

時計針の先端を寄木細工のからくり箱に当ててみる菱形の跡がついた板にピタリと当たり横に小さくスライドしたスライドした先からはパズルのように小気味良く次々と板がずれる箱が開くと中からは、予想してた通り小さく平たい鉄の鍵が出てきたその鍵を祖母の言っていた箪笥に差してみると鍵はカチンと音を立てた何年も開かずと聞いた箪笥が開いた中から白い貝殻や木の実、小石、古い古銭や切手、小さなルーペが出てきたルーペは生前祖父が愛用していた物だ祖父は幼い自分にあげようと宝物を入れて待っていたのだろうだが時計針に似たドライバーを渡し忘れていたのだもしかすると箱が開かないと言い出す事を待っていたのかもしれないしばらく眺め、白い貝殻と正方形の形をした鶯色の小石をハンカチに包んだ祖父との内緒の宝物を持ち帰るのに1番ふさわしい物を選ぶからくり箱に満足して改めて見回した祖父の家は、朽ち果てる早さを物語っていた畳は荒れ、フローリングの床は劣化が目立ち全てが主人の不在を告げていたどことなく沈鬱な気持ちになり箪笥にまた鍵をかけて帰り支度をした懐かしい鉄門扉をくぐり、祖父に別れを告げた駅から離れた宿に着くまでに足がすっかり濡れてしまうのを覚悟しながら椿の垣根を歩く途中、道をすれ違った老女が嬉しそうに大きくなったねと声をかけてきた聞けば近所の犬を飼っていた人らしく、去年に犬が亡くなって寂しい限りだそうだ頭を下げて、道を急いだ宿に告げていた時間はとうに過ぎていた(続く)本日で今年最後になります10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

12/27 09:00UP

高樹(35)

からくり箱(3)

からくり箱(3)

祖父の家は和洋折衷の建物だ玄関は洋風のタイル張り、細長く続く廊下は板張りの縁側沿いでリビングはフローリングの洋室、奥の祖父の部屋は畳敷の和室だった冷え切った薄暗い部屋を怯えながら見回して襖や押入れ、天袋を次々に開けてみるからくり箱を開ける手がかりになるような物は全く見つからない我ながらバカバカしくなってきて思わずため息をついたその時ふわりと祖父の気配を感じた参道や駅など人気に酔いやすいタチで、よく祖父の手にしがみついていたその時のゴツゴツした硬く骨ばった指先を握って歩くと安心したものだそんな祖父からはいつも樟脳の香りがうすく漂っていた今もまた樟脳の香りが漂っている…ふいにきらりと光が目に入った古めかしいダイヤル式のテレビの上に祖父お気に入りの螺鈿作りの時計が置いてある祖父は貝や骨を削ってボタン飾りを作るのが上手かった時計を眺めていたら予備の時計針なのか時計下の引き出しからはみ出ていることに気づいた取り出してみると、精密ドライバーの先端のように尖り先が菱形になっていたこの形は見覚えのある家紋でありからくり箱の隅に同じ跡があった(続く)金曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

12/26 15:22UP

高樹(35)