ときどき曇り[高樹の写メ日記]-十恋人~トレンド~[大塚|人妻デリヘル]|本家三行広告

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十恋人~トレンド~(とれんど)大塚 / 人妻デリヘル

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  • 営業時間9:30~22:00参考料金70分21,000円

高樹の写メ日記

ときどき曇り

11/30 16:22
ときどき曇り
病院は安心する

消毒薬の独特な香り
ツルツルしたリノリウムの床
案内する電子音、点滴を吊るガラガラ音
リズミカルな足音

待合室は人で溢れていた
受付に並ぶ列に目をやりながら
いずれ自分も同じ道を辿るのかと
うんざりする

無機質な廊下を歩いて
検査に次ぐ検査で行ったり来たりした
どこか疲れた影を見せる看護婦の案内に
黙って付き従う

指示を受けた席で待ち
手渡されたファイルを持って次へ

ベルトコンベアに乗った空港の荷物のように
順調に進んでいく
そして会計の精算機へ

全てマニュアル通りだ

もし私が賢くて違う人生を歩んでいたら
このマニュアルのように
すんなり人生を進めていたのだろうか
皆幸せだったのだろうか
時折り、そんな風に思う


火曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます

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証拠

証拠

毛糸を編んでゆく模様は入れない、ただただ淡々と編む音楽をかけて黙々と絶望は足音もなく無言で編む私の正面に腰掛けて「やあ」と笑った「元気だったかい?」とも私は気づかないフリをして編み物に熱中するふと幼い頃の記憶が頭に浮かんだ腕に白い傷跡がくっきり見えるあれから何十年たっているのに巷ではリストカットと呼ばれている複数の自傷跡が消える事はなかった錆びついたカッターで切り開いていく灼熱感と贅肉がぷるぷるとゼリーのように震え、ぱっくり開いた黄色と白、案外に少ない血を今でも鮮明に覚えている他人を責められない性格は黒を黒とも言えない軟弱な意思が内側から暴れ出して肉を食い破り、いつしか外傷を羨むまでに腐敗し、すえていたいいなぁ心など傷だらけになろうと他人から見て全く分からないそのくらい何だ、そんな事、大したことない大袈裟な、自分の事ばかりだねそう言われるだけだいいなぁいいなぁそれに比べて、外傷はパッと見て分かるから心配してもらえるあの子やこの子のように他の人が心配して優しくして貰えるああ、さぞ痛くて気持ちいいだろうなぁいいなぁいいなぁいいなぁ幼稚な発想は壁のシミのようにくっきり残り、どんな時でも姿を浮き立たせる思春期には、鏡を見ると泣いて慰めた「私」は私にしか分からないこの痛み、張り裂けそうな思いや苦しみ理不尽で不条理、不平等に痛み続ける心を私なら分かってあげられる、慰められる…私だけが理解してあげられる私だけが、私以外誰一人分からない…今でも身長を測った時の柱の傷みたいに、腕の白い傷はずっとそこにあり続けたバツの悪い証拠だ月曜日出勤します10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

11/08 17:19UP

高樹(35)

走馬灯

走馬灯

あれはいつ頃だったろう息を止めて鼻をつまみ湯船に潜り込む見上げるとゆらゆら歪む光がきらきらとそれは美しかったきっと1人遊びが好きなのかもしれない他人が苦手だったどう接すれば正解なのか分からない昔から鈍臭い子と言われ教えられる事を理解するのに時間が大層かかった薄暗い部屋の中で、遊び方の分からないおもちゃに囲まれて過ぎゆく毎日両親は昼も夜もなく独楽鼠のように働いて私に構う時間などなかった後ろめたさがあったのだろう不憫に思ったのか、親が近所の子を招いて家の中で遊ばせた近所の子達は当たり前のように私を放置して窓や壁中にクレヨンで絵を描きおもちゃを手当たり次第に広げ、壊して飽きると他の子の家に行こうと出て行ってしまった親は散らかった部屋を見て立腹した特に壁の落書きはヒステリックにさえ感じた私は訳が分からないままに怖がり1人泣きながら部屋を片した結局壁の落書きは、取り壊す日までそのままとなった何ひとつ頼んでもいない事ばかりで望んだこともない結果に呆然とした甘え方も頼み方も怒り方も上手く出来ない泣く事だけが教わらずに出来たがそのくらいの事で泣くなと情け無いと更に怒られるので泣かないようこらえて、こらえる日々にいつか慣れてしまった本日出勤しております10:00〜16:00ご用命をお待ちしてますiPhoneから送信

高樹

11/08 10:53UP

高樹(35)